「思い通りに人を動かすヤバい話し方」という本を読み終えた。
著者は元マルチの凄腕な人ってんだから、個人的には敬遠したい一冊。だって、マルチ商法の話し方なんてマスターしたくないもん。
そんなことを思いながらも手に取り読みおえた(いや聞きおえた)今思うのは、この本で書かれている話術は覚えておいたほうがいい!できるようになったほうがいい!!って感想。
だって…人に影響を与えられるようになるから。 仕事でも恋愛でも一気に成功確率を上げることができるというイメージが湧きまくる。
そんな興奮を胸に秘めながら、読み終えて思うことを書いてみようと思う。
なんで「思い通りに人を動かすヤバい話し方」を読もうと思ったのか
相変わらずオーディブルで適当に本をあさっているわけですが、その中でふと目に留まった一冊の本。タイトルがキャッチーなんだけど、こういう本ってだいたいハズレなんよな…。
序盤にすべてを詰め込んで、あとはうっすーい内容で茶を濁すような本ってだいたいそういうタイトル。
しかも元マルチ商法の上位ランク者だよって触れ込み。
いやいやいや…もう胡散臭いしかないやん。泥棒がカギの開け方を説明をするようなもんやん。怖いやん。
あ!
タイトルで釣ってカモにしようって魂胆やろ!?そうはいくか!ってことでちょっと調べてみると、オリラジ中田氏が動画解説したことがあるとか。
ほーほー。変な本や中身のない本ならそんなことはしないか・・・ それなら一度は聞いてみたほうがいいかなってことで聞いてみた。
いやー、ほんと良い引きを持ってるわ俺。まーた当たりの本を引いてしまったわ。(俺ほんまチョロい)
「思い通りに人を動かすヤバい話し方」で書かれている1つのこと
書いていることをギュッと濃厚凝縮すればこうなる。
「相手を否定したらあかんで」
もうこの一言ですべてが説明できてまうかもしれんってぐらいに、そこが土台になっている。そして、その一言が本当に大切。まじで。ほんまに。
相手を否定したら、そこですべてが台無しになるよ。絶対にあなたから買わないし、絶対にあなたの提案を受け容れないよ。だから相手を否定したらあかん。
そういうことが書かれている。
なんで、相手を否定しないことが大切かっていうと、こういうこと。
「お前は間違っている!」と言われてうれしい人はいない
相手を否定するってことは、「お前は間違えている」と言っているのと同じ。言葉やニュアンスは違えども、意図としてはそういうことになるはず。
否定されてうれしい人なんていない。うれしくないことをしてくる相手を嫌いになる。嫌いな相手のいうことなすことを受け容れるわけがない。極力拒絶しようとする。
売り上げであろうが、恋愛であろうが、同じ。
相手に自分を否定されているのに、なぜ相手を受け容れなくちゃいけないねんって話。
だから、相手を否定したらあかんで!って話。もううなずくしかないやろ?
基本となる話し方は1つのことを意識するだけ
「相手を否定したらあかんで」は、基本のき。これが大前提の土台になるわけで、その土台の上で自分はどうすべきかってことも、書かれている。
これも実に簡単。
「相手をほめる」
自分がやることの基本はこれ。
バカみたいとか思った?俺も思った。 褒めたぐらいで商談がうまくいったり、恋愛がうまくいくわけあらへんやん!って。
でもね。これも当てずっぽうじゃない。なぜ褒めるのが大切のかってなると、こんな理由から。
人は承認欲求の塊
人は誰もが承認欲求の塊だから。だから褒めようって話。
- かわいい、かっこいいと言われたい
- 賢いと思われたい
- 人とは違うねと言われたい
- 一緒にいると落ち着くわって言われたい
などなど。言われたい言葉の数々の背景には、人に認めてほしい、受け入れてほしい、良さに気づいてほしいみたいな、承認欲求が隠れている。その欲求を認めてほしくて足掻いている。
これを書いている僕もそう。 かっこいいと言われたいし、おもろいねって言われたい。あとモテたい。
もはや承認欲求の高濃度合成物ですわ。
それを満たしてくれる相手が現れたら手放したくないってなるし、その人の提案を受け容れてもいいかなとも思う部分も出てくる。
そして。
褒めるだけで相手は自分のいうことを、求めることを受け容れるような土壌が整ってくる。ってなわけです。
ね?褒めるってパワフルでしょ? だから褒めようねってことです。
会話の前に外見を徹底的に磨け
基本は褒めることであり、なぜ褒めるのかというと相手を認めているよ、気づいているよと承認するため。人には承認欲求があるから、承認されるとそれが満たされる。承認欲求を満たしてくれる相手を快く思うので、相手と良好な関係を築きやすい。
そうなるわけやけど、これを裏返すとこうなる。
不快な思いも承認して受け容れてあげなくちゃいけない。実はこれが結構大切なんじゃないかな?と思っている。
本の中では「容姿を整えるべきだ!」とする主張とその理由が説明されているけど、これが本当に至極まっとうで当然のこと。でも、容姿を整えるべきだとなると「人を外見で判断するのか!?」みたいな抵抗に合うことがあるし、心理的に抵抗を感じる人もいる。
でもぶっちゃけたことをいうと…
人って他人を外見で判断しおるよ!!
汚い恰好をしている人は避けたがるし、容姿端麗な人は人気者になる。人は外見で判断されるんよ。だから、身だしなみを整えろ!金と時間を見た目にかけろ。
不細工ほど自分の見た目に金と時間をかけへんやろ。なんでや!? しかも不細工を放置しといて受け容れろって何様やねん。
みたいなことが書かれているんです。
ごもっともでしょ。耳痛いですわ。
要するに、外見で相手に不快な思いをさせたのだから、それを否定するなってことでもあるんです。
相手を否定しないってことは不快な思いをしていることも否定しないってことだし、不快な思いをしていることを受け容れるということは、その関係性はあきらめろってことにつながってきます。
裏返せば、相手が心地よい、嫌いじゃないと感じさせる好感度高めな見た目になることが、関係づくりの第一歩目やぞと、そういう話なんです。
快と感じることを徹底して与える姿勢こそが相手の承認欲求を満たすことになるんやで、みたいな。
相手を認める=承認するということはそういうことなんです。
そんな感じで…
ギュッとまとめれば承認欲求を満たすことが基本だし、そのためにはこちらの外見も大切だし、相手を褒めることも大切だし、相手を否定しないことも大切。
そんなことが書かれているわけです。
もちろんそれらにはちゃんとした根拠があって、その根拠は…ってことが書かれているので、とても学びになる一冊でした。
ちなみに、僕はね、さっそく褒めることを意識しようとしてますよ。
習慣化しようとして日々小さなところで使ってます。
1つ披露すると…
「ここまで読んでくれたあなた、ありがとう。 あなたがいるから、僕は記事を書こうと思えるんですよ。あなたが居てこその僕のブログです」
だから、またよければ遊びに来てください。
ってわけで「思い通りに人を動かすヤバい話し方」を読むってタスクが済んだので書いた記事でした。