最近、やることが膨大過ぎて整理しきれずに困っている。
そこでタスク管理をしなければ…と思っているが、どうやらそれが自分は苦手らしい。そりゃそうだ、苦手だからやることが膨大になってしまっているんだろうから。
ってわけで、タスク管理に関するめぼしい本「なぜか仕事が早く終わらない人のための 図解 超タスク管理術」を見つけたのでちょっと読んでみた。その感想を。
書籍「図解 超タスク管理術」について
著者 | 佐々木正悟 |
発売日 | 2022/7/20 |
ページ数 | 216ページ |
評価(amazon) | 3.8 ★★★★☆ |
定価 | 1,430円 |
図解 超タスク管理術の概要
仕事をやってもやっても終わらない――。
積もり積もった仕事を的確にこなしていくために必要なのは、タスク管理術。
本書では、一見、当たり前に思えるような些細なことも取り上げ、細かく具体的なタスク管理の方法をご紹介します。
これ1冊で、あなたの仕事がみるみるはかどる!
図解 超タスク管理術の感想
タスクと1口にいっても種類がある
タスクには種類がある。
まずそのことから僕は理解していなかったことに気づかされました。
僕がタスクだと思っているものは、大きくわけると、次の3つに分類できるそうです。
- 予定:日時の設定された約束
- プロジェクト:締め切り日時の設定された約束
- タスク:日時の設定がされていない約束…急な依頼など
今やるべきことをすべて吐き出し、どれに該当するのかを分類して整理する。
そして、進捗を管理したり、確実に前進させたりする。
そういった分類と整理がタスク管理には必要なようです。
長期的な計画は考えない
タスク管理をする上で、あまり先々のことを考えすぎるのは良くないそうです。
ダメという意味ではなくて、先々のことはたいていは思い通りにならないものなので、おおまかなビジョン程度で抱いているのが丁度いいようです。
その代わりと言ってはなんですが、「今」「ここ」に集中する。今できることを確実にこなしていくことで未来を創ることになるという意味もあるし、未来をどれだけ想像したとしても、出来ることは今ここで出来ることしかない。
だから「今」「ここ」に集中することが大切で、そのためのツールがタスク管理なので、タスク管理をうまくなるということは今ここを大切にするのが上手くなるということになり、つまりは未来を創ることになる。
そんな事なのだと本を通して改めて学ぶことができました。
タスク管理の大きな流れ
タスク管理をするためには、タスクを洗い出し、整理し、実行する、検証するといったプロセスを踏むことが大切なようです。
それについては2章で具体的に書かれていますが、その流れを抜粋すると次のようになっています。
- 「今」「ここ」に集中する … シングルタスクを徹底する
- 約束をリストアップする … 他人と約束、自分との約束をリストアップ。他人との約束が最優先
- リストアップした約束を区別する … 予定、プロジェクト、タスクに分ける
- プロジェクトにおいてサブタスクを管理する
- 約束を見える化する
- 約束を放置しない
- 作業記録をつける
- 1stフェーズと2ndフェーズを意識する
この順序を意識しつつ、何度も何度もぐるぐると回し続けること。回せば回すほどタスクが整理されていき、残タスクが減っていくそうです。
この中で個人的に自分が大きな学びになったのは、他人との約束を最優先するということと、1stフェーズと2ndフェーズに分けるという部分。
自分自身との約束を守れない奴が他人との約束なんて…という思いが自分の中には強くあったんだけど、約束を守るということは対自分であれ、対他人であれ大切。どちらしか守れない状況なら対他人を優先させようということ。なぜなら対他人との約束が信用の源泉だから。
自分は守れない約束はしないということを優先しすぎて、他人との約束をしたがらない部分があったので、シンプルだけどこれはとても勉強になりました。
加えて1stフェーズと2ndフェーズに分けるという部分。
1stフェーズで拡大させ、2ndフェーズで整理しつつ縮小という概念的なことなのですが、これを意識することで作業の方向性を意識しやすいな…と思うことができました。
てなわけで・・・
タスク管理がへたくそな自分には学びが多い一冊でした。
読んだことは即実践というのがポリシーですので、さっそくこの本の内容を基にしてタスク管理を勧めたいと思っています。
それは、今あるいろいろなことを後回しにしてでも、自分がやるべきことを洗い出さなくてはいけないってことでもあるので、ちょっと眩暈がしていますが、やらずに済む話ではないので、気合い入れてタスク管理をやっていきます。
やることが多いけど、何をどう手をつけて管理していけばいいのやら…ってことでお困りなら、ぜひ手に取って読んでみてください。何か発見があると思いますよ。